振袖おおみ

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成人式について

成人式には、どんな歴史があるのでしょうか。
成人式のなりたちやいわれなど、知っているとよりその意味合いや価値を実感します。

成人式を迎える

成人式の歴史は意外に新しく、昭和になってからのことです。埼玉県蕨市(わらびし)で「青年祭」が行われたことに端を発するといわれています。その後徐々に全国に広がり、1949年(昭和24年)に1月15日が「成人の日」として祝日となりました。
2000年(平成12年)にはハッピーマンデーによって第二月曜日が成人の日となり、成人式を主催する市町村により、前日の日曜日に行うところもでてきました。

そもそも最初に成人の日が1月15日になったのは、年が明けて最初の満月の日に元服の儀式が行われていたことに由来していますが、いずれにしても旧暦の頃の1月15日ですので、今の暦では建国記念日の頃。
最初に振袖を着たのは丹後ちりめんの産地である丹後の人という説が有力ですが、もしかすると各地で同時にそんなことが始まっていたのかもしれません。

今は全国各地で成人式といえば振袖というのがポピュラーになりました。
振袖は袖の内側の振り(という部分)がとても大きく開いています。たくさんの幸せと良縁が舞い込むようにとの願いで大きく開いているのだといいます。お嫁に行くと袖を詰めて留めるので、既婚女性の第一礼装が留袖なのです。(黒紋付も既婚女性の第一礼装)
振りといえば、「人のふり見て我がふり直せ」とか「元気なふりをする」とか現代でも会話の中で使われますが、語源はこの「振り」で、踊りの振り付けも「振り」に由来しています。
また、万葉集の中にも有名な歌があります。

 

あかねさす 紫野行き標野行き
野守は見ずや 君が袖振る
(紫草の野を、あっちへこっちへ行ったりしながら袖なんか振ったら万人に見られてしまいます)

と額田王が詠ったのに返して大海人皇子が

紫草のにほえる妹を憎くあらば
人妻ゆゑに 我恋ひめやも
(紫草の紫色のように美しいあなたのことを憎いと思っていたら、なぜあなたをこんなにも恋しく思うでしょうか。 恋をしてはいけない人妻だというのに)

と返します。

昔、袖を振るのは、恋愛感情の表現で女性は袖を横に振ったり、縦に振ったりして自分の気持ちを表したものでした。ちなみに「彼女にフラれた」という「フリ」もまた語源は同じです。

また、19歳は女性の厄年。厄除けに長いもの、七色のものを贈ると良いといわれます。長い袖、そして振袖はトータルコーディネイトで7色くらいになるでしょうか。いずれにしても、厄を祓い、幸せを願い、呼び込む最高の着物であることは間違いありません。